31兆6700億元、これは中國の1?10月の物品貿易の「成績表」だ。前年同期比では22.2%増で、2019年通年の31兆5400億元を1300億元上回っている。貿易安定の流れが持続的に定著している。
商務部研究院國際市場研究所の白明副所長は、「中國の貿易の穏健な成長の維持は、中國の感染対策やエネルギー供給保証及び価格安定などの成果を示しており、局部の圧力の全局面への拡散を効果的に回避した」と見ている。
圧力を受けつつ前進、その原動力はどこに?
白氏は、「世界で感染拡大が続いており、多くの経済體が緩慢な回復において中國製品を実需としている。中國の整った工業體制は世界の産業チェーン安定の維持において引き続き重要な力を発揮する。その一方で、中國の貿易モデル転換?高度化の成果が徐々に顕在化しているが、これも外部からのリスクと挑戦に対応する重要な支えになっている」と述べた。
産業チェーンが長い自動車産業を例とすると、世界の自動車の需要がスムーズに回復しているが、主要自動車大國はサプライチェーン斷裂により需給バランスが大きく亂れている。中國の自動車産業の水準の向上に伴い、中國製の自動車、特に新エネ車の産業チェーンの優位性が顕著になっている。
データによると、中國の電機製品が1?10月も成長を維持した。うち自動車(シャーシを含む)の輸出額は前年同期より倍増し1798億7000萬元にのぼった。比亜迪、小鵬、蔚來などの多くの國産ブランド新エネ車が次々と歐州市場に上陸している。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2021年11月9日