中國の貿易額の伸び率が3月にやや低下したことで、今年第1四半期の貿易額の伸び率が1?2月を下回った。これについて中國國際経済交流センター副理事長、商務部元副部長の魏建國氏は18日、「中國の貿易は依然として將來性が高い。輸出が間もなく攻勢をかけ、輸入も大幅な反転上昇を迎える」と述べた。
公式データによると、第1四半期の中國の物品貿易額は前年同期比10.7%増で、伸び率が1?2月を下回った。うち輸出額は13.4%増、輸入額は7.5%増。3月の貿易額は前年同月比5.8%増だった。中國の貿易成長の圧力が徐々に拡大しているとの見方もある。
ASEANとEUの間で今年第1四半期、中國にとって最大の貿易パートナーという地位が2回交代された。魏氏はこれについて、「ロシアとウクライナの衝突により、歐州の大半の工場がエネルギーや物流の問題により生産停止、もしくは半分停止の狀態になっている。日用消耗品、小型家電、紡績用品、醫療機器などの製品の需要が激増している。東アジア地域包括的経済連攜(RCEP)協定がすでに発効し、持続的に効果を発揮している。これらを考慮すると、中國にとって最大の貿易パートナーは今年、ASEAN?EU?米國の間で交代されるだろう」と述べた。
魏氏はまた、「中國の全國統一大市場の建設は、世界経済の大黒柱になり、世界範囲の技術?資本?人材の東への移動の加速、中國へのさらなる流入を促す。中國の貿易に新たな発展のチャンスをもたらす」と述べた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2022年4月19日