中國では2012年から2021年にかけて社會物流総額は年率7%以上で増加しつづけ、2021年には300兆元(約6000兆円)を突破して、長年にわたる世界最大物流市場の地位が維持されていることが分かりました。
中國物流購買連合會によりますと、2012年に177兆3000億元(現(xiàn)行為替レートで約355兆円)だった中國の社會物流総額は、2021年には335兆2000億元(約670兆円)にまで増加しました。年平均の増加率は7.2%増でした。うち、物流全體の約9割を占める工業(yè)品物流総額は、総じて安定成長を維持し、12年連続で世界一の製造業(yè)大國の座にある中國を支えています。
また、國は稅金や料金の引き下げ、相互接続などの面で一連の政策や措置を相次いで打ち出して、実體経済における物流コストが低減するよう誘導(dǎo)してきました。2021年には社會物流総費用の対GDP比率が、2012年比で3.4ポイント下落しました。
さらに、モノのインターネット(IoT)やクラウドコンピューティングなどの次世代型情報技術(shù)の活用が物流産業(yè)の高度化をけん引する役割も、強まりつつあるということです。
「中國國際放送局日本語版」2022年9月24日