黃金の9月に広西チワン族自治區南寧市で第19回中國?ASEAN博覧會が開催された。収穫の季節に開催された盛大なイベントは、中國とASEANが手を取り合って歩んできた30年以上の春に咲いた花と秋に成った実を展示しているかのようだ。
中國は30年以上にわたりASEANとの互恵協力を一貫して重視してきた。「東南アジア友好協力條約」に最初に加盟し、ASEANと戦略的パートナーシップを確立した最初の主要國、ASEANと自由貿易區を確立した最初の主要経済國となった。2020年以降、ASEANはEUを抜いて中國にとって最大の貿易相手國となり、中國は2009年から12年連続でASEANにとって最大の貿易相手國となっている。
特に「地域的な包括的経済連攜(RCEP)」の発効は中國とASEANの國境を越えた産業協力の基礎を築き、制度的な保障によって雙方の経済、貿易、投資に新たなエンジンを搭載した。中國商務部の発表によると、今年1-7月の中國とASEANの貿易額は前年同期比13.1%増の5449億ドルで、中國の輸出入総額に占める割合は15%に上昇した。7月末時點で雙方向の投資額は累計3400億ドルを超えている。中國とASEANは、互いに最大の貿易相手國としての地位を固めただけでなく、互いに投資が最も活発な協力パートナーとなっている。
中國とASEANの協力の道は、雙方の深い人文、経済、貿易の結びつきをベースにますます広がっている。中國とASEANは一衣帯水で、民族、宗教、文化、生活が元々似ている。明朝末期から中華民國の時代にかけて、多くの華人が東南アジアに向かってASEAN各國にあまねく分布し、中華文化と現地文化の融合?発展、共存を促進した。経済貿易関係を見ると、中國とASEAN諸國はすでに2000年前に絹、茶、磁器、香料などの貿易活動を通じて密接な関係を築いていた。これらはいずれも、雙方が新時代により密接で多層的な協力関係を確立するための歴史と人文の基礎を築いた。