中國が完全に獨自に開発した35kVポリプロピレン低炭素?環境配慮型電線がこのほど、天津市で使用開始された。中國の35kV環境配慮型電線が初めて使用開始され、中國が同電線の生産?製造分野の中核技術を確立したことになる。同新型電線は5年間の研究開発を経て完成した。中央テレビニュースが伝えた。
同電線は高圧電線スマート敷設裝置を活用して敷設された。全長は1.08キロメートルで、長距離敷設を実現。
従來の架橋ポリエチレン電線と比べ、新型環境配慮絶縁電線には生分解性、耐高溫、高定格電流、短い生産サイクルといった特長がある。試算によると、従來の電線と比べると、1本の新型電線が同じ電圧等級の電線において許容される最大電流は従來の電線の1.2倍で、共同溝のスペースを効果的に節約できる。
また同電線は生産?敷設の段階において、架橋やガス抜きなどの操作工程を行う必要がなく、電線生産における汚染とエネルギー消費を削減するとともに、廃棄される環境配慮材料を100%再利用できる。この1.08キロメートルの電線に基づき計算すると、従來の架橋ポリエチレン電線と比べ、生産?回収利用部分の電力消費量を1100kWh、二酸化炭素排出量を1.1トン、メタン、アセトフェノン、クミルアルコールなどのガス排出量を46キログラム削減できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年11月3日