介護(hù)の認(rèn)知度や重視度が年々向上している中國での事業(yè)展開

中國における介護(hù)への関心は年々向上しているとする橫山総経理だが、中國の介護(hù)市場開拓を橫山総経理が最初に擔(dān)當(dāng)した2008年當(dāng)時、中國には「介護(hù)」という概念はほとんどなかったという。その後、2013年に「中國介護(hù)の元年」が到來し、2018年に「リハビリ器具の社區(qū)レンタルサービス試點(diǎn)による通達(dá)」が出されると、上海市はこの通達(dá)に積極的に取り組み、2019年から上海市戸籍の75歳以上の高齢者向けに、介護(hù)用品レンタル費(fèi)用の50％を政府が負(fù)擔(dān)する政策を打ち出した。

山下福至（上海）健康管理有限公司ではこのような背景と市場性を見據(jù)え、上海市を中心に介護(hù)用品のレンタル事業(yè)を展開。現(xiàn)在、そのレンタルの市場シェアは約8割以上を占めている。また、上海市で初の、そして唯一となる広さ500平方メートルの介護(hù)用品消毒センターを設(shè)立し、すべての消毒設(shè)備を日本から輸入して、レンタル製品のメンテナンスを行っているという。

そんな中國における事業(yè)展開について橫山総経理は、「介護(hù)は制度があってのビジネス。中國においては現(xiàn)時點(diǎn)では段階的に導(dǎo)入されてはいるものの、醫(yī)療保険の延長線上に位置付けられているため、制度が完備されるようになるには、時間と過程が必要だろう。しかし、レンタル補(bǔ)助金政策など近年の中國の介護(hù)政策の動きをみていると、介護(hù)制度作りへの試みではないかと感じる。これを受け、中國では介護(hù)の認(rèn)知度や重視度が毎年上がっている」との見方を示している。

そして今後の展望について、「中國の介護(hù)市場の將來性を信じて、根気強(qiáng)く頑張っていきたい。最近、中國では認(rèn)知癥が大きな問題となっているので、日本企業(yè)でこの分野における中國進(jìn)出に興味を抱いている企業(yè)があれば、是非、協(xié)力関係を結(jié)びたいと思っている」と語った。（文?玄番登史江）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年11月8日