今年のダブル11(11月11日のネット通販イベント)のセール期間も終わりに近づいてきた。EC産業の10數年に及ぶ変遷の中で、人々のネット通販の習慣と志向には変化が起こり、人気商品も攜帯電話、パソコン、化粧品などから、「00後(2000年代生まれ)」の若者たちが追い求めるペット用品、ジュエリー、トレンド玩具などへと、徐々に変化している。
あるECサイトの最新データによれば、今年になってから企業の間で、消費増加率の高いトレンド玩具、ペット用品、スポーツ?アウトドア用品、ジュエリーの4産業が「新4大人気商品」と呼ばれ、ネット分野のかつての「4大人気商品」の化粧品、消費財、家電、衣類?服飾品と対比されるようになった。
過去1年間に、「新4大人気商品」には細かく枝分かれした小分類が400以上生まれ、売上高が1億元(1元は約20.3円)を超える関連ブランドは358、1千萬元を超えるブランドは3434に達し、この4産業の平均成長率は産業全體の成長率を大幅に上回った。またこの4産業は大手ECプラットフォームでは売上高増加率の上位に並ぶ産業だという。
今年のダブル11には、ペットの衣食住?移動をめぐり、プラットフォームではペットの日用品、犬?貓用サプリメント、ペット生活サービスなどの商品が大幅な伸びを示している。長年経営してきたペットショップの中には、今年はペット用品の「ワンストップショッピング」を中心に扱うところが多く、ダブル11のプレセール期間の売上高だけでも前年同期比で50%増加したという。
また今年はキャンプ類製品が驚異的な爆発力を見せて、セールがスタートした最初の45分間で売上高は昨年の初日全日を上回った。體を動かすことを好む人たちの中にも、関連用品を買いあさる人が増えた。このことがキャンプ、スケートボード、釣りなどの新興スポーツ類の爆発的人気をもたらし、関連製品の売上はセールがスタートしてすぐに前年同期の2倍になった。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年11月8日