新型コロナウイルス感染癥対策の最適化に海南省の冬の旅行シーズン到來が加わって、海南の離島免稅業(yè)界が回復(fù)傾向を見せている。12月初めになると、海南の複數(shù)地域の空港では旅客便の運航便數(shù)が大幅に増加した。民用航空データ分析サービス機関の飛常準(zhǔn)のデータによれば、12月22日には、海口美蘭國際空港では前月比37.5％増の286便が運航し、三亜鳳凰國際空港では同81.76％増の309便が運航することになっていたという。

　海口稅関の説明では、海南の離島免稅店の1日の売上高が12月13日から19日まで7日連続で1億元（1元は約19.0円）を超えた。2022年1-11月には、海口稅関の監(jiān)督管理の対象となった離島免稅売上高は322億元、ショッピング件數(shù)は4594萬件、ショッピングをした観光客は延べ390萬人に上ったという。

　艾媒諮詢（iiMedia Research）の張毅チーフアナリストは、「海南離島免稅売上高が7日連続で1億元を超えたことの背後には、これまで押さえ込まれてきた消費ニーズがある程度顕在化したことがある。移動制限が撤廃されたことに、冬は海南島旅行の繁忙期であることが加わって、海南の離島免稅消費がかき立てられたのであり、今回の消費ラッシュは比較的長く続くと予測される」と述べた。

　全國的に見ると、今年第3四半期（7-9月）には中國國內(nèi)の延べ観光客數(shù)が前期に比べて回復(fù)増加傾向を示した。文化?観光部（省）のデータでは、同期の國內(nèi)延べ観光客數(shù)は前年同期比21.9％減、前期比2.24％増の6億3900萬人だった。

　現(xiàn)在、海南省には免稅事業(yè)を手がける企業(yè)が6ヶ所、離島免稅店が12ヶ所あり、共に大規(guī)模な海南の免稅業(yè)態(tài)を構(gòu)成している。今年10月28日には、中國免稅品（集団）有限責(zé)任公司傘下の海口國際免稅城がオープンして、中國內(nèi)外の800を超える有名ブランドが出店した。この日の免稅城の延べ來店者數(shù)は4萬4千人以上、売上高は6千萬元を超えた。他の離島免稅店11ヶ所の売上総額は7億元を超えて、海南離島免稅店の1日の売上高の過去最高を更新した。

　免稅消費が徐々に回復(fù)するのに伴って、商品の安定的な供給を保証し、物品ルートを拡大するために、免稅品を積んだ貨物便も徐々に回復(fù)した。海南省商務(wù)庁の姚磊一級巡視員は、「海南ではアジア、歐州諸國、オーストラリアとの貨物便が順調(diào)に回復(fù)している。最近は、海口からミラノ、パリ、シドニー、シンガポール、チューリヒに向かう便が徐々に回復(fù)した。また海口から東南アジア、歐州、米國などに向かう國際線が回復(fù)、増便、または新規(guī)開設(shè)する予定だ」と述べた。

　華泰証券の分析によれば、政策の調(diào)整が中?長距離旅行への信頼感の回復(fù)を支えており、人口流動が徐々に回復(fù)する見込みだ。海南はレジャー?リゾートの目的地として他の場所では代わることのできない高い稀少性があり、感染癥対策が最適化された後は、ニーズが集中的に現(xiàn)われて離島免稅売上高の回復(fù)増加傾向が加速すると期待される。これに免稅事業(yè)を営む上場企業(yè)の増加や海南のショッピングイベントによる販促効果が相まって、免稅業(yè)界は複數(shù)のルートがそろって回復(fù)する局面を迎え、関連産業(yè)の上ぶれ傾向を牽引する可能性があるという。

　「人民網(wǎng)日本語版」　2022年12月25日