キーワードその二 「買い増し」
今年1月の上海?深セン証券取引所で、北向き資金は1412億9000萬元の買い越しとなり、すでに昨年通年の規模を上回った。同期のMSCI中國指數は12%弱上がり、3カ月の累計で40%超の伸び率を示している。
中國の有価証券の買い増しは、現在の外資系金融機関による中國経済の見通しを最も直接的に示している。
外資系金融機関は過去3年に渡り、常に中國市場を注視していた。外資全體が20年に買い越しした國內株式?債券は2000億ドル超。21年末現在の域外投資家が保有する域內株式?債券の時価総額は前年末比23%増の1兆2984億ドル。
22年下半期に世界の金融市場に激震が生じ、多くの資金が歐州?アジア?南アフリカなどから流出した。しかし外資系金融機関は現在、自身に大きな圧力をもたらす要素が持続的に減少していると見ている。これは中國金融市場への投資をさらに刺激している。
バンク?オブ?アメリカは中國の株式市場を「戦術的買い増し」に調整した。モルガン?スタンレーは中國の株式市場に期待し、「割安な現在の購入を提案する」とした。ゴールドマン?サックスの戦略チームはこの2カ月連続で2023年MSCI中國指數の収益増の予想値を引き上げ、8%から最終的に17%に上方修正している。
國家外貨管理局の統計によると、22年12月に域外投資家が買い越しした域內債券は73億ドル、株式は84億ドルだった。23年1月の前半に外資が買い越しした域內株式?債券は約126億ドル。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2023年2月6日