國際通貨基金(IMF)は先ほど、中國の今年のGDP成長率の予測値を5%から5.4%に上方修正し、來年の予測値についても上方修正した。IMFのギータ?ゴピナート筆頭副専務理事は、これは第3四半期の中國の経済成長率が予想以上だったことと、中國政府がこのほど講じた一連の政策措置のためと述べた。「中國経済は通年の成長目標を達成し、新型コロナ後の力強い回復を反映する見込みだ」
IMFは、中國が不動産市場を支援する一連の政策措置を打ち出し、かつ10月に被災後の復興支援と防災?減災?災害救助能力の強化に向け1兆元の國債を増発すると発表したことに注意している。これらはIMFが中國経済に期待する政策支援となった。ゴピナート氏はさらに、「中國でデフレが生じるとは判斷していない。中國の物価上昇率は現在も合理的な範囲內だ」と述べた。
IMFが中國経済の高品質発展の狀況に言及したことに注意すべきだ。ゴピナート氏は、中國は高品質で持続可能で包摂的な成長に向けさまざまな取り組みをしているとした。
ゴピナート氏は、「中國の高品質の成長にはグリーン経済や、成長モデルの投資駆動型から消費駆動型への転換が含まれる。將來的に、幅広い市場化構造改革はその生産性の向上、リバランス促進、新たな成長の原動力の引き出しを促し、経済成長を支える」と述べた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2023年11月16日