年に一度の中央経済活動會議が先ほど北京で開かれた。會議は現在の経済情勢を深く分析し、経済の安定的で持続可能な成長を保証するため、2024年の経済活動を系統的に手配した。
國際通貨基金(IMF)のスティーブン?バーネット中國上級駐在代表はこのほど「環球時報」の獨占取材で、「世帯消費とグリーンなモデル転換は來年の中國経済成長の主な推進力になる。中國経済は世界経済にサプライズをもたらす」と述べた。同氏の発言の要旨は下記の通り。
経済成長において重要なのは質だ。生産性向上、世帯消費拡大、グリーン経済の持続可能な発展による成長モデルは、高品質の成長の一種だ。我々は11月上旬、中國経済は2024年に順調な成長を維持すると予想した。予想以上となった第3四半期の経済データと最近発表された財政刺激策により、我々は最近、中國の今年の経済成長率の予測値を5%から5.4%に上方修正した。
今年の世界の経済成長率は昨年の3.5%から3.0%に低下し、來年は2.9%に低下する可能性がある。新型コロナウイルスの大流行前の20年間の世界の平均成長率は3.8%。成長率の低下は、世界経済の低迷の証拠だ。低所得の開発途上エコノミーの成長率は、コロナ前の予測値を6%以上下回ると見られる。その一方で先進エコノミーは開発途上エコノミーよりも好調になる。これは世界の経済回復の緩慢ぶりとバランスの亂れを浮き彫りにした。國際社會は共に努力し、低所得及び脆弱なエコノミーの回復を支える必要がある。
我々は先月、來年の中國経済成長の予測値を上方修正した。最新の予測によると、中國の世界経済成長への寄與度は來年、依然として約3分の1となる。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2023年12月21日