専門家は中國の外貨準備高の変動を展望し、各方面の積極的な要素を受け、中國の外貨準備高の規(guī)模回復には確かな基礎が備わっているとの見方を示した。
中國民生銀行チーフエコノミストの溫彬氏は、「中國経済の安定化と好転に伴い、貿(mào)易市場の多元的な発展、輸出構造の持続的な最適化、対外貿(mào)易の強靭性の持続的な向上、FRBの利下げ予想の強化が中國と米國の金利差を縮め、資本項目の外資流入が増え始める。これらはいずれも國際収支の全體的な安定に有利で、中國の外貨準備高の規(guī)模回復の確かな基礎を固める」と述べた。
管氏は、「國內(nèi)経済の持続的な回復と好転、海外の金融引き締めの転換點の接近は、中國の外貨準備高の規(guī)模の基本的な安定の維持を支える」と述べた。
またワールド?ゴールド?カウンシルのデータによると、23年第1-3四半期に世界の中央銀行の金購入の需要が前年同期比で14%増え、過去最大の800トンにのぼった。
各國の中央銀行による金購入量が過去最大となる中、中國中央銀行は金の買い増しを維持している。中國中央銀行は23年通年で金を723萬オンス(約205トン)買い増しした。
光大銀行金融市場部マクロ研究院の周茂華氏は、中央銀行の金の買い増しについて、「流れを見ると、各國の外貨準備高の多元化が大幅にペースアップしている。公的備蓄資産構造の最適化及び多元化により、公的備蓄資産の安定性を高め外部からのリスクに対応する能力を高めることが、その主な目的だ。しかも現(xiàn)在の世界経済は不確実性が大幅に上がっている。中央銀行による金備蓄の合理的な拡大はリスク分散を促し、公的備蓄資産の安定性を高め、金融システムの発展の強靭性を高める」と述べた。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2024年1月8日