京津冀(北京?天津?河北)協同発展が10年前、國家戦略に格上げされた。京津冀は10年に渡り対外開放の重要拠點の建設を堅持し、地域の貿易額が2014年の3兆7400億元から23年の5兆300億元(34.4%増)に増加した。貿易額は1兆元の段階を2連続で突破し、協同発展に顕著な成果があった。
協同イノベーションと産業協力は、京津冀地域の高品質発展の重要な支えだ。この10年間で京津冀地域のイノベーションチェーン、産業チェーン、サプライチェーンの融合水準が持続的に上がり、新たな質の生産力の成長が加速し、「新御三家」などの新たな原動力分野の製品の輸出が大幅に伸びた。
ビジネス環境をさらに最適化し企業の物流コストを下げるため、京津冀は稅関地域通関一體化改革を開始した。従來の煩雑な輸出入各地稅関申告手続きをスリム化し、貨物輸送の「ラストワンマイル」を解消した。
稅関のデータによると、京津冀の稅関の23年の物品貿易額は14年比28.3%増の3兆800億元。京津冀地域総合保稅區の數は10年間で、14年の2カ所から11カ所に増加した。その貿易額は14年比10.2倍増の4513億3000萬元で、全國総合保稅區の貿易額に占める割合が4.1ポイント上昇し7.1%にのぼった。対外開放プラットフォームの建設で新たな段階に上がり、質の高い発展が安定的に加速している。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2024年2月27日