中歐班列の運行本數は今年も安定増の流れを保っている。最新の統計によると、中歐班列の運行本數は累計で8萬5000本を超えた。疾走する「鉄の巨竜」は貿易にどのような変化をもたらしたのだろうか。
8萬5000本の裏側には、持続的に向上する運行の質がある。西安市からは舊暦1月5日に、今年1本目の時刻表運行中歐班列が発車した。西安―獨デュイスブルク間の往復は10日のみで、2023年より2日短縮され、當初の列車より約1週間短縮された。
時刻表運行中歐班列は速度が最も速く、貨物の価値が最も高い。その貨物は新エネ車などの高付加価値製品が中心で、コンテナ1基あたりの貨物の価値は普通列車を13%上回る80萬元以上。中歐班列の23年の貿易額は750億ドル以上で、20?22年の平均値を50%上回った。
8萬5000本の裏側には、拡大を続ける貿易ネットワークがある。デジタル口岸の建設が持続的に改善されている。今や中歐班列の始発地で通関申請を行うと、口岸から秒単位で許可が出る。高効率の通関は中歐班列運輸ネットワークの持続的な拡大を支える。最新データによると、中歐班列は現在すでに歐州25カ國に到達しており、つながる都市は23年の217都市から219都市に増えている。
1本の線から1枚の網へ。中歐班列の貿易額が中國?歐州物品貿易額に占める割合はこの10年間で0.3%から6%に上がり、沿線諸國の経済?貿易協力の新たな場を築いた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2024年2月29日