米國際研究會社「チャイナ?ベージュブック」の商業調査によると、中國経済は「堅調」を基調とし第1四半期を終えようとしている。米CNBCが27日、伝えた。
チャイナ?ベージュブックのShehzad Qazi最高執行責任者は、「工業活動の活発化と小売の支出増により、中國の3月の経済狀況が顕著に改善された」と述べた。
中國の今年1?2月の小売、工業生産、固定資産投資の公式データは全面的に予想を上回った。報告書によると、贅沢品を除くすべてのニッチ業界の小売の支出が増加した。製造業生産と國內受注データは2月より増加したが、輸出受注のデータは減少した。
中國公式データによると、今年1?2月の全國の不動産開発投資は前年同期比9%減だった。同期のインフラ投資は6.3%増、製造業投資は9.4%増。
米紙「ウォール?ストリート?ジャーナル」は27日、「中國國家統計局が27日に発表したデータによると、1?2月の全國の一定規模以上の工業企業の利益総額は前年同期比10.2%増の9140億6000萬元だった。一定規模以上の工業企業の月間の利益は昨年8月以降に前年同月比で増加を保っており、今年1?2月もこの流れを維持した」と伝えた。
中國國家統計局によると、市場の需要の持続的な回復に伴い、一定規模以上の工業企業の売上が大幅に増加している。1?2月の売上は前年同期比4.5%増で、昨年通年の増加率を3.4ポイント上回り、利益増の有利な條件を整えた。41の工業大類業界のうち29業界の利益が前年同期比で増加した。
設備製造業とハイテク製造業の利益が大幅に回復し、新たな質の生産力が成長している。1?2月の設備製造業の利益は前年同期比28.9%増で、増加率が昨年通年を24.8ポイント上回った。一定規模以上の工業企業の利益増加率を6.7ポイント引き上げ、寄與度が65.9%に達し、寄與が最大の業界となった。またハイテク製造業の利益は昨年通年の8.3%減から27.9%増に転じた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2024年4月1日