英國の金融行動監視機構(FCA)が現地時間10日に発表した調査研究の結果によると、今年1月に英國で料金支払いや債務返済を履行できなかった人は740萬人にのぼった。昨年の1090萬人から減少したが、2020年2月の580萬人を上回った。
FCAの當局者であるシェルドン?ミルズ氏は、「研究によると、一部の人は既存の援助の受益者になれる。これは非常に喜ばしいことだが、依然として多くの人が料金支払いが困難だ」と述べた。
調査データによると、今年1月までの12カ月で2萬7000人の成人が経済的困窮に陥り、貸し手、金融コンサルタント、その他の財政支援慈善機関に支援を求めている。料金支払いに「良く対応できる」「非常に良く対応できる」成人は72%で、昨年1月の64%を大幅に上回った。外食や衣料品購入の支出を減らすか見送り、食品消費を減らしている成人は約半數。勤務時間を増やすか副業により収入を増やしている成人は26%。
物価高が長引く英國では住民の収入が減り、その生活への満足度も低下している。英國の今年2月の物価上昇率は過去2年で最低の3.4%まで下がったが、高い生活費により多くの家庭が重い負擔に直面している。
FCAは調査の中で、「賃貸者、子供を持つ単身の成人、少數民族の背景を持つ成人、イングランド北東部に住む住民は経済的困窮に陥りやすい可能性がある」と指摘した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2024年4月11日