2024年(第18回)北京國際モーターショー(以下「北京モーターショー」)が今月25日、約4年ぶりに開幕した。1500社以上の出展企業、278臺の新エネ車、117臺の世界初公開モデル、163回の會見の規模は、中國國內及び世界の自動車産業発展のニューウェーブを示した。また最も分かりやすい生のシーンにより、中國の新エネ車業界がなぜリードできるのかと、その世界に対する意義を示した。
今回のモーターショーで外國人が目に見えて増え、海外自動車メーカーの態度にも大きな変化があったことに注意する人も多い。BMW、ベンツ、アウディはいずれも豪華ラインナップで出展。グローバル自動車メーカーの重役は自社の製品をPRするだけでなく、中國の新エネ車の技術及び設計を詳細に研究している。相當數の海外ディーラー、サプライヤー、メディア、さらには自動車オーナーが來場。韓國人が中國の新エネ車を観察する動畫がネット上で話題になった。中國社會はこれに非常に開放的な態度を持っている。開放は北京モーターショーの主旨でもある。
世界の自動車産業の構造には長年に渡り大きな変化がなかった。この変化を促す根本的な原動力とは技術革命だ。これは本來ならば正常なことだが、西側の一部の人物の過敏な神経を刺激した。ところが北京モーターショーでは彼らが期待するような「過剰生産能力」「需要の疲弊」「中國撤退」さらには「中國自動車メーカーが外國自動車メーカーを押し出す」は見られず、見られるのは相互補完、相互學習、協力?ウィンウィンだ。彼らは中國の新エネ車の「過剰生産能力」を喧伝し、価値観の傾向と覇権主義的な色合いを持つ話をでっち上げ、中國の産業発展に限界を設けようとしている。その根本的な目的は、保護貿易政策と世論の攻勢により中國新エネ車産業の勢いを挫くことだ。
中國企業は競爭を恐れないが、競爭は公平で公正でなければならない。中國の新エネ車メーカーが演じるのは産業の協力者、前向きな競爭者の役割で、消費者に恵みをもたらすだけでなく、多くの発展途上國に利益をもたらす。これにより質の高いグリーンな生産能力の世界での発展が不十分で不均衡という現象を和らげると同時に、グリーンなモデル転換により多くの精力と資源を傾けるよう多くの伝統的な自動車メーカーを刺激している。世界が手を攜え、グリーン産業の発展がもたらすチャンスを共に利用することこそが正しい道だ。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2024年4月28日