ブラジル?サンパウロ州都市間鉄道北軸線プロジェクトの契約式が29日、同國のカンピーナスで開かれた。中國中車股份有限公司とサンパウロ州政府が正式に契約を交わした。ブラジルの現代化された、スムーズな都市間鉄道の建設を後押しする。
説明によると、サンパウロ州都市間鉄道北軸線はサンパウロ、ジュンジアイ、カンピーナスの3エリアを結ぶ。線路の全長は101キロで、都市間鉄道線、市間鉄道線、地下鉄7號線に分かれる。契約內容には上述した3本のインフラ改修及び新設、列車改造及び新規調達、30年のライセンス期間中の線路の運営及びメンテナンスが含まれる。
サンパウロ州のタルシジオ?フレイタス州知事は契約式であいさつし、「プロジェクトの契約はサンパウロ州の交通運輸能力の向上、現地のグリーンな交通へのモデル転換、持続可能な発展の促進に対して重大な意義を持つ。同プロジェクトはサンパウロ州の経済発展に新たな活力を注ぐ」と述べた。
サンパウロ州投資パートナーシップ事務局長のディエゴ?ドミンゴス氏は、「鉄道の完成後には交通面の圧力が大幅に緩和し、人々の通勤時間が短縮されるだけでなく、沿線の観光業の発展を促進する。沿線11エリアの約1500萬人に利益をもたらし、1萬人分以上の雇用機會を創出する」と述べた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2024年5月31日