端午節(jié)(端午の節(jié)句)が近づき、年に一度の「ちまき大戦」が始まった。記者の調べによると、さまざまな味のちまきが最近、生鮮食品ECプラットフォームで最大の人気商品になっている。
中國數(shù)実融合50人フォーラムシンクタンクの専門家の洪勇氏は、「ちまきの消費シーンは現(xiàn)在、徐々に多元化している。伝統(tǒng)的な祝日のみならず、日常的なお菓子やアフタヌーンティーなどの場に進出し、市場をさらに切り開いている。斬新な味や高級食材の使用により、新鮮な體験を求める消費者のニーズを満たし、市場の高級化発展を促している」と述べた。
叮咚買菜の関係者は、「當社は6日までに40種類以上の味のちまきを販売している。伝統(tǒng)的な白米、あんこ、肉のちまきの他にも斬新な商品を研究開発した。販売量を見ると、伝統(tǒng)的な肉や卵黃などが最も好まれており、販売量は1日平均で1萬點弱にのぼっている」と述べた。
多くのブランドは包裝のデザインで、多くの創(chuàng)意あふれるケースを開発した。端午の文化を掘り起こし、これを広めながらも、より多くの創(chuàng)意あふれるケースを開発。より目新しく豊富な形式により、祝日のお禮を消費シーンに浸透させている。
広東省食品安全保障促進會の朱丹蓬副會長は、「ちまき経済にとって、さらなるイノベーションと製品の更新が極めて重要だ。ちまきブランドは新しい味、包裝、マーケティングを持続的に模索し、消費者の多様な需要を満たすべきだ。かつ製品のコストパフォーマンスを高め、消費者の購入意欲とロイヤリティーを高めるべきだ」と述べた。
小さなちまきが大きな産業(yè)になっている。中國データ研究センターが6日に発表した「中國ちまき業(yè)界消費及びブランド現(xiàn)狀白書2024」によると、今年は文化観光経済や贈答品経済のけん引を受け、中國のちまき市場の規(guī)模が初めて100億元を突破し、前年比8%増の103億元にのぼった。
天眼査APPのデータによると、中國で「ちまき」を名稱もしくは経営範囲に収める企業(yè)は現(xiàn)在6300社以上で、うち8割超が個人事業(yè)主だ。今年1-5月に新規(guī)登録された関連企業(yè)は170社以上。
中國情報協(xié)會常務理事、國研新経済研究院初代院長の朱克力氏は、「消費者はちまき文化の中身と愛著を日増しに重視しているが、これはちまき業(yè)界に深い影響を及ぼしている。製品の高度化と質向上を促し、文化の伝承とイノベーションを促進すると同時に、業(yè)界の競爭力と持続可能な発展の能力を高めた」と述べた。
ちまきの他にも、よもぎの葉や五彩縄などの伝統(tǒng)的な文化用品もよく売れている。美団フードデリバリーのデータによると、端午節(jié)の1週間前には伝統(tǒng)文化で「魔除け、無事息災」を意味する季節(jié)の商品の販売が急増している。うち五彩縄の販売量は前年同期比196%増で、よもぎの葉は同119%増。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2024年6月7日