6日付シンガポール紙「ザ?ストレーツ?タイムズ」は、「マイクロショートドラマのブーム、中國のハリウッドと呼ばれる橫店に新たな活力を注ぐ」と題した記事を掲載した。要旨は下記の通り。
「中國のハリウッド」と呼ばれる橫店は中國東部の浙江省にある。橫店映畫村は世界最大規(guī)模の映像コンテンツ拠點と呼ばれる。マイクロショートドラマは制作費が少なく、多くが縦畫面で撮影され、主にショート動畫プラットフォームで再生される。
橫店鎮(zhèn)の主なロケ地では現(xiàn)在、常に60組が同時に撮影を行う。2023年のマイクロショートドラマのブームのおかげで、橫店の映像コンテンツ産業(yè)が新たな活力を手にした。映畫村としての30年の歴史で、橫店が現(xiàn)在ほど繁栄したことはない。
裴安娜さん(27、音訳)は橫店マイクロショートドラマ俳優(yōu)の一員だ。彼女は以前はウェディングフォトの寫真家だったが、23年末にスターになる夢を胸に橫店を訪れた。現(xiàn)在の彼女は、セリフのないエキストラやセリフの少ない脇役などを演じているが、カメラの前での仕事に徐々に慣れてきた。「このマイクロショートドラマのブームが続くことを願っている。これは私たちに以前はなかった演技のチャンスをもたらし、地域の経済成長を促進した」彼女は將來的に、自分の演技力とSNS運営の経験を、故郷である金華市の観光PRに活用しようとしている。
映像コンテンツ制作業(yè)界の新たなブームも、橫店のサービス業(yè)の発展をけん引した。俳優(yōu)だけでなく、ここには舞臺設(shè)置、衣裝、化粧、道具などのサービスを提供する多くの企業(yè)と、撮影チームの需要を満たすホテルや娯楽施設(shè)が集まる。邢玉紅さん(30、音訳)は企業(yè)の創(chuàng)業(yè)者で、5月末に事務(wù)所を北京から橫店に移した。「橫店のビジネスチャンスの方が多いことを否定できなくなった」彼女の企業(yè)は橫店、象山、北京、廊坊などに倉庫を持つ。
マイクロショートドラマ業(yè)界が力強く発展している。業(yè)界のデータによると、2023年のマイクロショートドラマの市場規(guī)模は373億9000萬元で、24年には500億元を、27年には1000億元を超える可能性がある。
マイクロショートドラマのブームは、橫店の観光業(yè)発展もけん引した。今年のメーデー連休中の観光客數(shù)は64萬人以上。
中央文化?観光管理幹部學院の孫佳山副研究員は、「マイクロショートドラマは國內(nèi)市場に根ざしたが、特に海外でさらなる成長の余地がある。これらの作品はより短時間で內(nèi)容がより多様な作品に対する海外の観客の需要の空白を埋めた。これらの需要はハリウッド、ネットフリックス、もしくは韓國ドラマでは満たせない」と述べた。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2024年7月8日