第1陣の移動蓄エネ発電所が11日、粵海鉄路輪渡で使用開始された。旅客は夏でも列車で瓊州海峽を涼しく橫斷できるようになった。
広鉄集団の説明によると、粵海鉄路輪渡は中國初の海上橫斷鉄道ルートで、海上の移動時間は約60分。
広鉄集団機務部の高級エンジニアである呉傑偉氏によると、フェリーの甲板の長さの限界により、列車の海上橫斷の際に18両の列車を4組に分ける必要がある。機関車により甲板に運び、さらにフェリーによって海を渡る。その際に車內は30分以上停電し、エアコンが動かない。夏は非常に蒸し暑くなる。
移動蓄エネ発電所の設計上の容量は645kWhで、出力電力は400kW。列車は機関車もしくは駅內給電設備などの伝統的な電源による給電を受けなくても、車內のエアコンの運転を続けられる。海上橫斷列車の切り離し作業中の車內の気溫が、過去の最高40度から26度前後に下がる。乗客の列車による海上橫斷中の快適度が大幅に上がる。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2024年7月12日