米半導體大手エヌビディアが中國市場向けに、新たなフラグシップモデルの人工知能(AI)半導體を開発中だ。この半導體は、米國の現在の輸出規制の規定に沿うものだ。ロイター通信が22日、4人の消息筋の話として伝えた。
中國芯謀研究の顧文軍チーフアナリストは、「新たな中國向け半導體が大きな進展を遂げる可能性は低い。総合的に見ると、エヌビディアは國産半導體より有利で、國産半導體は現段階ではエヌビディアの國內におけるシェアをわずかに奪っているに過ぎない。しかしエコシステムの適合性や使いやすさの面で強みを維持している他、エヌビディアの総合性能はすでに一部の國産半導體に及ばなくなっている」と述べた。
中関村情報消費連盟の項立剛理事長は、「中國市場は徐々に、エヌビディアを必要としない市場に発展している。中國向け半導體は現在、安定供給という基本的なことさえ保証が難しく、ましてや中國企業の日増しに拡大する計算力の需要を満たすことはできない。そのため中國市場が今回、エヌビディアの製品を頼りにする可能性は低い。米誌バロンが伝えているように、より高性能な半導體のすべてが米國からの追加制裁を引き起こす恐れがあり、性能が劣るプロセッサはファーウェイなどの國內企業からの競爭にさらされる」と述べた。
項氏はさらに、「製品の魅力の低下に外部の政治的リスクが加わる中、エヌビディアは不可逆的に中國市場を徐々に失うことになる」と分析した。
?中國網日本語版(チャイナネット)?2024年7月24日