段非平＝文 

改革開放政策が実施された數(shù)十年間、中國は高速成長し、各分野で世界が注目する発展の成果を収めた。しかし、ますます複雑化する國內(nèi)外の情勢の中、數(shù)多くの「発展してからの問題」が依然として中國の前に置かれており、改革のさらなる深化がこれらの問題を解決する最良の方法なのは間違いない。２０１２年以降、中國は改革をよりいっそう深く、著実に推進(jìn)し、新時代の中國に新たな飛躍をもたらした。 

市場の活力を引き出す経済體制改革 

深圳しんせんは中國の改革開放の窓口であり、改革の全面的深化を見守った「証人」でもある。12年12月、習(xí)近平総書記は就任後初の地方視察に深圳を選び、「改革の歩みは止まらず、開放の歩みも止まらない」という中國の決意を宣言した。翌年、第18期三中全會が北京で開催され、改革の全面的深化のプロセスも正式に始まった。  

數(shù)多くの早急に解決すべき課題のどこから手を付けるべきか？ 

「経済體制改革は、改革の全面的深化の重點である。核心的な問題は、政府と市場との関係を適切に処理し、資源配置における決定的な役割を市場に果たさせ、政府の役割をさらによく果たさせることである」。第18期三中全會が下したこの重要な判斷は、改革の全面的深化の力點と突破口を明確した。市場の役割を「基礎(chǔ)的」から「決定的」なものへ転換することは、社會主義市場経済の発展が新たな段階に入ったことを示している。 

政府と市場との関係を適切に処理することは、世界の難題であり、中國の経済體制改革の核心的な問題でもある。十?dāng)?shù)年來、中國は効果的な市場と機能的な政府のより良い連攜を絶えず推進(jìn)し、一連の前例のない改革措置で市場參入のハードル（1）を絶えず引き下げ、市場ルールをより透明にし、市場環(huán)境をより公平にし、各種経営主體の內(nèi)生的原動力とイノベーションの活力を十分に引き出した。 

中國は18年に全國統(tǒng)一の市場參入ネガティブリスト制度を正式に実施した。リスト以外の分野では、どのような所有制企業(yè)や規(guī)模の企業(yè)でも法に基づき平等に參入することができるようになった。「ネガティブリストはただのリストではなく、一つの制度システムです。この制度的革新は世界的に重要な試みです。ネガティブリスト制度は政府と市場の関係を再構(gòu)築し、統(tǒng)一的な開放、秩序ある競爭が保証された市場體制の構(gòu)築に有利です」と中國マクロ経済研究院経済研究所の郭麗巖副所長は述べる。 

頻繁に行き交う水素燃料を使用する大型トラックや整然と並んでいる１００ムー（１ムーは０?０６７?）に及ぶ太陽光発電パネル、スマートセンターにデータをリアルタイムに伝送しているデータ収集ステーションなど、天津栄程聯(lián)合鋼鉄集団の社內(nèi)にはこのような「グリーン」な光景が広がっている。ここ數(shù)年、鉄鋼業(yè)界はグリーン化?スマート化のモデルチェンジとグレードアップを絶えず加速しており、これも中國の経済発展モデルの転換や経済構(gòu)造の最適化を表す縮図となっている。 

中國の経済成長率は12年に21世紀(jì)初となる８％以下にとどまった。それと同時に、長期にわたって蓄積されてきた深層的な構(gòu)造的矛盾も絶えず現(xiàn)れ始めた。中國経済が持続可能な成長を目指す「新常態(tài)(ニューノーマル）」に入ったことの提起や、供給側(cè)構(gòu)造改革の推進(jìn)、そして高速成長の段階から質(zhì)の高い発展の段階への転換を明確にすることなど、経済情勢に対し適時に科學(xué)的判斷を行った中國は、絶えず改革によって発展の問題を解決している。 

十?dāng)?shù)年來、中國は発展の重點を?qū)g體経済に置くことを堅持し、現(xiàn)代化産業(yè)體系の建設(shè)を大いに推進(jìn)し、工業(yè)構(gòu)造は絶えずミドル?ハイエンドにまい進(jìn)してきた。昨年、一定規(guī)模以上（年間売上高２０００萬元以上）の工業(yè)付加価値額におけるハイテク製造業(yè)や設(shè)備製造業(yè)の割合はそれぞれ15?７％と33?６％で、12年より６?３％と５?４％向上した。需要構(gòu)造は継続的に改善され、消費の主エンジンとしての役割はさらに強化され、昨年の経済成長に対する最終消費支出の寄與率は82?５％に達(dá)した。新型都市化は著しい成果を収め、昨年末の常住人口ベースの都市化率は66?16％で、12年末より13?06?上昇した。地域の協(xié)調(diào)的な発展は絶えず深く推進(jìn)され、北京?天津?河北の協(xié)同発展、長江経済ベルトの発展、粵港澳大灣區(qū)（香港?マカオ?広東省珠江デルタの九都市〈広州、深圳、東莞、恵州、仏山、江門、中山、珠海、肇慶﹀を統(tǒng)合したグレーターベイエリア）の建設(shè)など、地域における重大戦略はより多くの発展の原動力を育成した。目下、中國は地域ごとの狀況に合わせた新たな質(zhì)の生産力を発展させており、各地は新たな質(zhì)の生産力に相応する新型生産関係の構(gòu)築を継続的に加速し、発展の新たなコースを切り開き、新たな原動力を形成している。 

経済構(gòu)造の継続的な最適化のほか、開放型経済體制の構(gòu)築も中國の発展のハイライトだ。 

上海に進(jìn)出している外資系企業(yè)は現(xiàn)在、７萬社以上ある。昨年だけで上海に新設(shè)された外資系企業(yè)は前年同期比38?３％増の６０１７社に上り、外資利用額（実行ベース）は２４０億?に上り、過去最高となった。13年９月29日、中國初の自由貿(mào)易試験區(qū)（以下、「自貿(mào)區(qū)」）が上海で誕生し、各國企業(yè)はネガティブリストで外商投資を管理することに情熱を燃やした。現(xiàn)在、自貿(mào)區(qū)の外商投資參入ネガティブリストは２?しかなく、リストの項目は１９０項目から27項目まで削減され、製造業(yè)への規(guī)制はもうゼロになった。これは中國がハイレベルの対外開放を揺るぐことなく拡大し、世界と市場のチャンスを共有する自信と決意を十分に體現(xiàn)している。 

昨年末までに中國は７年連続で世界最大の貨物貿(mào)易國の地位を維持し、１４０以上の國?地域の主要貿(mào)易パートナーとなり、外資誘致と対外投資はいずれも世界上位を占めている。近年のグローバル化への逆風(fēng)に対し、中國は二國間、多國間、地域間協(xié)力を積極的に推進(jìn)し、29の國?地域と22の自由貿(mào)易協(xié)定を締結(jié)し、１５０余りの國や30余りの國際機関と２３０件余りの「一帯一路」共同建設(shè)協(xié)力文書を締結(jié)し、中國國際輸入博覧會や中國輸出入商品交易會（広交會）、中國國際サービス貿(mào)易交易會など経済貿(mào)易に関連する一連の國際レベルの大會も開催した。十?dāng)?shù)年來、中國は絶えずハイレベルの開放で改革を促進(jìn)し、多くの知恵で世界経済の開放?協(xié)力に貢獻(xiàn)してきた。