タイのペートンタン首相はこのほど、タイで衛星発射場を建設し6G技術を提供するため中國を招待した。実際にタイだけでなく、東南アジアの多くの國が中國とのネットワーク建設協力及び5Gネットワーク開発の意向を示している。
タイ紙「バンコク?ポスト」によると、中國の韓志強駐タイ大使はこのほどペートンタン氏と面談した。ペートンタン氏は、両國の國交樹立50周年イベントや、未來の協力の強化などについて韓氏と意見交換した。ペートンタン氏は、「タイは中國との協力を強化し、特に貿易、新光産業投資、人文交流などの分野で互恵関係を高めることを願っている」と述べた。ペートンタン氏は経済協力について、「タイの産業にさらに投資し、データセンターやEV製造拠點、及び6Gサービスを提供する低軌道衛星発射場を建設するため中國を招待する」と述べた。
タイ最大のモバイル通信事業者のAISは今月、ファーウェイとの協力をさらに進め、人工知能駆動型の5G及び未來通信技術を開発すると発表した。それに先駆け、美的、AIS、中國聯通、ファーウェイはタイで東南アジア初の5Gフル接続工場を建設した。「バンコク?ポスト」は、「この協力は5G時代の新たな発展を象徴する、タイがスマートモデル転換及び第四次産業革命に邁進する重要なマイルストーンだ」と論じた。
19日付マレーシア紙「マレー?メール」によると、マレーシアはその第2の5Gネットワーク協力先にファーウェイを選ぶ見込みだ。西側諸國はファーウェイによる5Gネットワーク建設の安全リスクにいわゆる「懸念」を表しているが、マレーシアはファーウェイとの協力を継続する予定のようだ。マレーシアのファフミ?ファジル通信相は、政府は數週間內に最終決定を下すと述べた。
南洋理工大學Rajaratnam School of International Studiesの上席研究員は香港紙「南華早報」のインタビューで、「ファーウェイとの協力が成功すれば、中國がマレーシアで建設に協力する多くのインフラプロジェクトの一つになる」と述べた。
報道によると、ファーウェイはブルネイ、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナムなどの東南アジア諸國と、その全國的な5Gネットワークの開発について交渉中だ。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2024年10月21日