フランスのラガルド対外貿易擔當相級代表が5日、中國を訪問する。ラガルド代表は訪問に先立ち、人民日報の取材に応えた。
――まもなく新任の対外貿易擔當相級代表として中國を訪問するが、今回の訪中の主な目的は何か。
今月5~9日に北京市で開催される「フランス室內裝飾蕓術展」の開幕式に出席する。これは「フランス文化年」の重要なイベントの一つであり、100社以上のフランス企業が參加する。このほか中國側と會談を行う。私は両國の経済協力の基礎の拡大、特に中國が現在必要とする大型プロジェクト用設備の分野に注目している。
――中仏2國間貿易の潛在力はどこにあるか。二國間貿易の持続的発展をどのように保証するか。
フランスの対外貿易に占める割合からみれば、中國はわずか3.2%に過ぎない。このため仏側の輸出の潛在力はまだ大きい。シラク大統領はフランス中小企業の対中輸出を2年間で2倍にする目標を立てた。2005年、仏中小企業は中國における集団行動を強化し、約1千社が中國を視察する予定だ。
両國の現在の経済貿易(協力の)規模は、良好な政治的関係とは釣り合っておらず、もっと上を目指すことができる。両國の政府が特に関心を寄せる分野は2つある。一つは両國の中小企業間の協力であり、もう一つは大型プロジェクトでの協力だ。フランスはこのために、原子力や公共交通、鉄道、飲料水、汚水処理、航空などの関連技術を移転する用意があることを繰り返し表明している。歐州諸國による大型プロジェクト技術の対中輸出では、フランスはドイツに次ぐ2位だ。対中直接投資は3位で、現在中國で1千件の投資協力プロジェクトを進め、従業員は15萬人に上る。
――個人的には、開放され競爭力を備えた中國をどのようにみるか。
中國の勃興は、世界の貧困が大幅に減ることを意味し、中國のさらなる開放、他國とのさらなる接近を示し、さらなる寛容さ、さらなる自信を示してもいる。中國の経済発展は対外貿易の成長にプラスであり、海外企業の參入にとってもプラスだ。開放は中國に有利であり、他國にとっても同様にプラスだ。なぜなら経済大國の成長に參與することが可能になるからだ。
「人民網日本語版」2005年7月5日