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釈迦の頭蓋骨の舎利が入った「七寶アショーカ王塔」の姿が明らかに
発信時間: 2008-11-24 | チャイナネット

 

今年8月、南京市にある宋代に創建された長幹寺跡で発掘が行われ、高さ1.1メートル、重さ409キロの鉄製の箱と石碑が出土した。石碑には「仏頂真骨」(釈迦の頭蓋骨)、「感応舎利十顆(粒)」「諸聖舎利」「金棺銀槨」(金と銀の棺)、「七寶阿育(アショーカ)王塔」などの文字が刻まれていたことから、大きな注目を集めた。約3カ月の準備作業を経た11月22日、無事、鉄箱から「七寶アショーカ王塔」が取り出された。

 

「七寶アショーカ王塔」の重さは50キロ。中國で発見されたほかのアショーカ王塔とは違い、外側は金と銀で出來ているが中は木製だ。木製の舎利容器としては、陝西省の唐代創建の法門寺で出土した、世界で唯一の釈迦の指の骨が納められた容器も紫檀で出來ている。塔の表面は非常に美しい文字や浮き彫りが施されており、釈迦の誕生から涅槃までの生涯が表現されている。

 

南京博物院の華國栄副館長は、內視鏡やX線測定により、石碑に記されている釈迦の頭蓋骨の舎利を含む貴重な遺物がこの塔の中に納められていることは間違いないと話す。

 

どのように保護するか検討している考古學者たち

 

 

美しい浮き彫り

 

塔を取り出す様子

 

取り出された塔

 

「チャイナネット」2008年11月24日

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