「第3回中國北京國際文化?クリエイティブ産業博覧會」が北京で5日間の日程で開かれ、成功を収めた。「文化?クリエイティブとサービス貿易」をテーマに、交流?貿易取引のための場を新たに設置。全國16省(自治區?直轄市)から1370社が出展し、韓國?米國?日本などから代表団が參加した。
■各地の獨創文化を余す所なく展示
展覧會では、四川省、雲南省、西蔵(チベット)自治區、吉林省、天津市、山西省などの特色ある民族文化や獨創文化がずらりと展示された。
吉林省東豊県の農民畫は、中國東北地區の農民の生活と仕事の光景を主に表現する、民間の特色に溢れるものだ。東豊農民畫院の劉丹院長は冬のオンドル上の一家の生活を描いた「関東三九」、農民の仕事を描いた「漁」「唐辛子の収穫」などを紹介。「農民畫は1950年代に文化施設が設置された頃から次第に盛んになった、農民が自らの仕事と生活を絵畫を用いて表現する方法で、次第に獨自の蕓術形式へと発展していった」と説明した。
天津神界漫畫公司のオリジナル劇畫「四大名著」にも、多くの來場者が足を止めて見入った。擔當者の邵清氏は「オリジナル劇畫『四大名著』の制作には200人以上のクリエイターが関わり、完成には6年を要した。原作に忠実であるだけでなく、獨自の創意も加えられている、中國の伝統文化と中國のオリジナル漫畫の結合の産物」と説明した。
展覧會には臺北文化?クリエイティブテーマ展示區、山西文化展示區、江西紅土地展示區など、地方文化の特色溢れる展示區も設けられ、中國の獨創文化をさまざまな角度から余す所なく展示した。
■文化?クリエイティブ産業の將來性を示す成果
展覧會の運営者である北京貿易促進會によると、今回は各種の協力合意?契約292件、46億8000萬ドル相當が締結された。金融危機が猛威を振るう現狀にあって、文化?クリエイティブ産業が示す活力には驚くべきものがある。
特に成約が目立ったのは、山西省、河北省、天津市などだ。山西文化展示區の責任者、山西文化庁産業処の王艶芳処長によると、山西省は初日午前には中國有線電視網絡有限公司、中國移動通信集団山西有限公司、上海文広互動電視公司などと20數億元規模の協力事業で成約した。王処長は「私たちは毎年この展覧會に參加しているが、今年の規模が最大だ。この展覧會は私たちの構想と視野を広げ、交流と交渉の良い場を與えてくれる」と話した。
■外國の大規模な展示區が初登場
中國の文化?クリエイティブ産業の活力は、米國や日本などの國を引きつけており、こうした國々もその獨特な文化の魅力をアピールした。
中國國際展覧センター2號館で行われた韓國文化?クリエイティブ展は、外國による初の大規模な展示となった。韓國の観光名所?南怡島を背景に、「創意と想像」をテーマにした展示だ。入り口で「南怡共和國」のパスポートを受け取るだけで、中に入り展示を見ることができ、ミニ「南怡共和國」の中では、韓國ドラマ「冬のソナタ」のシーンが再現され、300平方メートルの水面中央のステージでテコンドーの実演が行われた。韓國の著名クリエイターと中國の前衛蕓術家による作品の展示コーナー、中韓蕓術交流區、中韓兄弟友情島、再活用?再利用展示區なども設けられ、來場者の想像を膨らませた。(編集NA)
「人民網日本語版」2008年12月26日