上海航天局の張偉強?共産黨委員會副書記は「第3回上海國際航空宇宙技術?設備展覧會」で、中國初の火星探査機「蛍火1號」が今年中に打ち上げられると紹介した。「蛍火1號」はすでに開発段階の実験と検証を通過しており、まもなく「出発待ち」の狀態に入るという。2010年には火星に到達し、科學探査を展開する予定。
火星探査は有人宇宙飛行と月探査に続き、中國の重大な宇宙探査プロジェクトであり、中國が初めて展開する外惑星の宇宙環境を探査する活動でもある。このプロジェクトはロシアとの協力で進められている。
張氏によると、この探査機はロシアのロケットに搭載され、ロシアの火星衛星「フォボス」から土壌サンプルを回収する宇宙飛行器「フォボス探査機」も一緒に打ち上げられる。約3億8千萬キロメートルを10カ月かけて飛行し、2010年に火星の周回軌道到著する予定。
「蛍火1號」の探査任務は、火星探査と宇宙環境の探査のほか、火星から水が消えた謎などを探り、中國の次なる深宇宙探査のための基礎を打ち立てる。
張氏によると、「蛍火1號」は火星に上陸することなく、楕円を描いて軌道上を周回する。また今回の探査は、中國の火星探査の「周回、著陸、帰還」の3ステップ計畫の第一歩を印す重要な部分でもある。ロシア側の火星探査機は火星にある衛星に著陸する予定、それぞれが異なる任務を遂行する。(編集KA)
?人民網日本語版?2009年6月1日