一汽轎車株式有限公司が獨自に開発したET3エンジンがこのほど、エンジン工場の生産ラインで小規模の量産化に成功した。これにより、同公司はET3エンジンの量産化能力を備えたことになり、自主ブランド車の「心臓」を獲得したことになる。同公司が明らかにしたとして、新華社のウェブサイト「新華網」が5日伝えた。
今回の小規模量産化では17臺が生産された。同公司エンジン工場の徐波?廠長(工場長)によると、従業員が力を合わせて努力した結果、エンジンはすべて順調にラインオフし新たな飛躍への成功を遂げたのだという。
同公司のET3エンジン技術改良プロジェクトは昨年4月にスタートし、総投資額は9億元に上った。生産開始後は、年間9萬臺の生産能力を備え、生産額は12億元に上る見込み。今後は2.0リットルと2.3リットルクラスのエンジンを生産し、段階的に1.6リットル、3.2リットルクラスの生産も開始し、主に一汽ブランドの乗用車?軽自動車に搭載する予定だ。
同プロジェクトにより、一汽ブランドの乗用車の製造技術や管理水準が一層向上し、獨自ブランドの技術的優位性が順調に拡大し、製品の中核的競爭力が全面的に向上することが期待され、一汽の國際市場への全面的な進出に向けて有利な條件が整うとみられる。(編集KS)
「人民網日本語版」2009年7月7日