いまだ解決に至っていないメキシコ灣の原油流出事故による環境や生態への汚染が世界的な問題となってきている。中米の學者はこのほど、石油を「食べる」細菌を発見した。メキシコ灣の事故処理に役立つのではないかと期待がかかる。科技日報が1日伝えた。
これは、西安建築科技大學と米オレゴン州立大學?南京農業大學の研究者が共同で発見した細菌で、オレゴン州立大學がこのほど正式に公表し、米國で発刊されている學術誌で関連論文が発表された。論文の第一著者で西安建築科技大學環境市政工程學院の聶麥茜教授によると、この「NY3」と名づけられた細菌は陝西省北部の石油汚染を分析して見つかったものだという。オレゴン州立大學のXihou Yin博士と南京農業大學の沈其栄教授らと共に1年余りの研究を通し、この菌株に石油を分解する効果があることを発見した。
オレゴン州立大學はこの中米共同の研究成果について特許を申請しているところだという。(編集KA)
「人民網日本語版」2010年7月2日