パスワードを入力したり、キャッシュカードを取り出す必要もなく、手に持っている攜帯電話をPOS端末にかざすだけで支払いが即完了する。中國工商銀行、中國聯通(チャイナ?ユニコム)、中國銀聯(チャイナ?ユニオンペイ)、深セン市政府は今月2日、牡丹聯通クレジットカードおよび攜帯電話クレジットカードによるスピード決済サービス発表會を深センで行い、攜帯電話のSIMカードとクレジットカードが一體化した全國初の攜帯電話用クレジットカードを発売した。日本では「おサイフケータイ」として知られる、攜帯電話によるスピーディな支払いサービスを試験的に展開する。「科技日報」が5日伝えた。
全國初の攜帯電話用クレジットカードは、攜帯電話のSIMカードと金融機関のICカードを組み合わせたもので、見た目は普通の攜帯電話のSIMカードと変わらない。このカードを攜帯電話にはめ込めば、普通に電話やショートメールができるほか、「銀聯」表示があるお店のPOS端末にかざすだけで支払いが即完了する。パスワードを入力する必要はなく、すべての支払いが工商銀行のクレジットカードを直接通じて行われる。取引照會や返済は一般のクレジットカードとまったく同じ。攜帯番號やキャッシュカードを変更する必要はない。このカードの用途は多岐にわたり、今後様々な分野での応用が期待されている。社會保険や交通機関、會員情報、身分認証などでの様々な機能が攜帯電話に組み込まれ、攜帯電話だけでいろいろなことが解決できるようになる。(編集KA)
「人民網日本語版」2010年9月6日