中國の第27次南極観測隊昆侖基地隊は北京時間29日午後4時、南極の昆侖基地に到著した。隊員16人は17日の出発以來、南極內陸部の極寒、暴風、クレバス、低視程、軟雪地帯、複雑な氷雪地形、高原の低酸素、車両やそりの故障を克服し、1日平均12時間以上を移動に費やし、12日間の苦難を経て約1300キロを走破。全ての隊員、車両、裝備が昆侖基地に無事到著した。移動中も內陸隊は氷雪?自動気象観測機の設置などの作業を行った。「科技日報」が伝えた。
昆侖基地は南極內陸部の氷床最高點「ドームA」の近く(海抜4086メートル)にある。地球上、自然環境が最も厳しい場所の1つで、空気中の酸素濃度は平原地域の57%しかなく、年平均気溫は零下51度。
隊員は氷床コア深部の採掘場の建設、天文観測機の設置、気象?氷雪?人體醫學?環境科學研究などを行い、來年2月上旬から中旬に中山基地に戻る計畫だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2010年12月30日