中國(guó)による海洋天然ガスハイドレート(NGH)調(diào)査は10年近い徹底的な実施を経て、すでに4つのブレークスルー的な成果を上げている。今年上半期にも報(bào)告がまとめられる予定だ。中國(guó)地質(zhì)調(diào)査局がこのほど広州で開いた會(huì)議で発表した。新華社が伝えた。
NGHはここ20年來(lái)、海洋や永久凍土で発見されている新しいタイプのクリーンエネルギーで、石油や石炭といったこれまでのエネルギーの代替品として期待されている。世界中のNGHに含まれる有機(jī)炭素の総資源量は、これまでに埋蔵の確認(rèn)された石炭、石油、天然ガスの2倍に相當(dāng)すると推定される。広州海洋地質(zhì)調(diào)査局はここ10年、調(diào)査船計(jì)4隻を運(yùn)用して25回の航海を行ない、南中國(guó)海北部の大陸斜面、特に西沙海溝、神狐、東沙、瓊東南の4海域で重點(diǎn)的かつ段階的なNGHの調(diào)査活動(dòng)を行なった。これによって現(xiàn)在までに4つのブレークスルー的な成果が得られた。
(1)南中國(guó)海北部大陸斜面にNGH埋蔵エリアを発見。西沙海溝、神狐、東沙、瓊東南でNGHの存在を示す深層?淺層?表層の地球物理?地球化學(xué)?地質(zhì)?生物上の重層的かつ情報(bào)に富む異常を摑んだ。
(2)南中國(guó)海北部大陸斜面のNGH資源の潛在力を評(píng)価。異常分布範(fàn)囲を大まかに區(qū)切り、NGH含有層の厚さと將來(lái)性を予測(cè)し、潛在力を評(píng)価した。
(3)東沙、神狐をNGH重點(diǎn)目標(biāo)に決定。南中國(guó)海北部大陸斜面で最もNGH採(cǎi)掘の期待される、ボーリング調(diào)査の対象エリアを定めた。
(4)中國(guó)の南中國(guó)海にNGHの存在を確認(rèn)。07年4-6月、外國(guó)のボーリング船を借りて神狐海域でボーリングを行ない、NGHサンプルの採(cǎi)掘に成功。中國(guó)は米國(guó)、日本、インドに次いで國(guó)レベルの計(jì)畫で海底からNGHサンプルを採(cǎi)掘した世界で4番目の國(guó)となった。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2011年1月5日