? 専門家によると、もし宇宙人が今地球に姿を表したとしても、人間は恐れないだろうとしている。宇宙人という概念が既に人々の心に入り込み、宇宙人を非常に「よく知っている」ためだ。調査によると、米國人と歐州人の半分が宇宙人の存在を信じており、「かなりの部分の人」が宇宙人の宇宙船が地球を訪問したことがあると信じているという。
SF小説が描く場面では、UFOが英國上空に出現したのを見た途端、大衆は非常なパニックに陥る。しかし一般大衆は、かつて人々が強く信頼していた作家や、過度に保護する政府よりはるかに世俗的であるようだ。英國の心理學者?Albert Harrison博士は、人々は宇宙に宇宙人が存在するという観點に既に慣れ、もし関連の証拠が見つかっても「恐怖」を感じることはないだろうとしている。
Harrison博士は次のように述べている。1961年以降、大衆の認識には大きな変化が起こった。同年、米國議會は宇宙人の証拠が大衆の間に大きなパニックを引き起こすだろうと警告している。博士によると、少なくとも北米や歐州では、宇宙人の発見や宇宙人の無線通信信號の探測は「大衆の心理的な防衛ラインを崩壊させる現象」をもたらすことはない。博士は英國の宇宙人特集の雑誌で、科學の進歩により人類は、地球外文明が長い星間旅行を経て地球を訪問するという考えにもはや恐怖を感じることはなくなったと述べている。
博士によると、地球外文明探査計畫(SETI)が50年前から地球外の無線信號の観測を開始して以來、大衆は地球外生命という概念に慣れてきた。調査によると、現在、米國人と歐州人の半分は宇宙人の存在を信じており、「かなりの部分の人間」が宇宙人がかつて地球を訪問したことがあると信じている。英國の雑誌が掲載した別の文章によると、高い知能を持つ地球外生命が地球人に危害を加えるはずはないという信頼が発見されたという。
米國?カリフォルニア州バークレー市のパシフィック?ルーテル學院の神學者、Ted Peters氏は世界各地で信仰の程度が異なる1300人を対象に調査を行った。「明らかに、どんな宗教を信仰しているにしろ、大多數の人が他の星の高い知能を持つ生命と接觸しても、個人的な信仰に対する脅威になるとは考えていない。」Peters氏はまた、もし宇宙に本當に宇宙人が存在するなら、信仰心を持つ人間はおそらく平靜に対面するだろうとも述べている。
もっとも、英國ケンブリッジ大學の生物進化學者?モリス(音訳)教授は同じ雑誌で、他の星に高い知能の地球外生命が存在する可能性は低いと語っている。もし宇宙全體の生命の進化方法が同じなら、他の星の先進的な宇宙旅行者がこれまでに地球を訪問したことがあるというのは受け入れ難いという。「これは起こったことがないし、將來も起こらないだろう。地球は他の星からの訪問者を持ったことがなく、いつか宇宙人が地球を訪問することを期待して接待委員會などを発足させるにも値しない。宇宙人は存在せず、人類は唯一の高い知能を持つ生命だ。」(編集YH)
「人民網日本語版」2011年1月11日