第11次5カ年計畫期間中(2006-2010年、十一五)、中核的電子部品、ハイエンド汎用チップ、基礎ソフトウェア製品に係る220の特別プロジェクトに、全國23都市300以上の企業、大學、研究所の研究者3萬7千人が參加した。人民日報が21日伝えた。
この重大戦略製品には、中國獨自に開発したものも含まれ、一部は國産CPU「FT―1000」や麒麟(Kylin)OS搭載のスパコン「天河1號」、高性能デジタルシグナルプロセッサ(DSP)「華睿1號」、64ビットの高性能汎用CPU「龍芯」、KylinサーバーOSなどに採用されている。天河1號は世界最速コンピュータを決める2010年トップ500で首位となった。
華睿1號は海外メーカーの獨占を打破し、実際の測定で、処理性能が海外の同じDSPの3倍、消費エネルギーが3分の1と、性能面で世界をリードしていることがわかった。
OPhone 2.0は中國が自主開発した第3代移動通信システム搭載ソフトウェアで、2009年8月以降、OPhone OS 1.0 、1.5 、2.0と3つのバージョンが発表された。すでに23機種のOPhone端末が発売され、のべ60萬臺以上を売り上げ、現在多くのTD端末も開発中だ。
2010年12月の時點で、中核的電子部品、ハイエンド汎用チップ、基礎ソフトウェア製品に係るプロジェクトの予算は中央財政資金が84億元、地方財政および各機関の自己資金が111億元と196億元を上回った。すでに発明特許2123件を含む特許2247件を出願、220件の発明特許を取得している。
「人民網日本語版」2011年3月21日