広州海洋地質調査局の「海洋6號」が28日、太平洋へ向けて出航した。4カ月間にわたり海底鉱物の戦略的探査を行う。広州日報が29日付で伝えた。
海洋6號は中國の獨自開発した初の天然ガスハイドレート(NGH)総合調査船。同船にとって國家遠洋科學調査任務の遂行も今回が初となる。
中國大洋協會は國際海底機構(ISA)との探査契約を履行するため、現在の國際海底區域の資源研究?開発情勢に基づき、海洋6號を太平洋西部、中部海域に派遣し、重點區域で多金屬団塊など資源?環境調査や基礎科學研究を行うことを決めた。期間は6月から10月までの約120日間。
中國はすでに1999年に國際海底で7萬5000平方キロの多金屬団塊資源契約區を獲得。同區域の排他的探査権、優先的採掘権を有する。海洋6號は中國の獨自開発した初のNGH総合調査船。建造費約4億元を投じ、2009年10月に運用が始まった。航続力は1萬5000海里。編集NA)
「人民網日本語版」2011年6月29日