三峽ダム工事エリアに當たる湖北省宜昌市陵區文化財保護部門のスタッフはここ數日、2011年6月初鴉鵲嶺鎮西畈村の西河村で発掘された約300枚の古銭のさび取りや防腐処理を余念がない。
文化財専門家の鑑定によると、これらの古銭は前漢(紀元前206~紀元8年)時代の五銖銭で、約2000年の歴史があるもの。五銖銭は前漢から隋代に使用されていた貨幣で約700年間流通し、中國史上、流通期間最長の貨幣である。古銭の外観は円方形で、內側に四角い穴が空いている。今までも宜昌で數枚出土したことはあったが、まとまって出土したのは今回が初めてだという。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月8日