中國の有人月面著陸計畫がいつごろ実施されるのかはこれまで世論の焦點となってきた。中國月探査プロジェクトの専門家であり、月探査衛星「嫦娥1號」の総指揮兼総設計師である葉培建院士は13日、「中國はすでに物質的基礎を備えた。有人月面著陸は遅くとも2030年までに実施されるだろう」との見方を示した。中國新聞網が13日に伝えた。
葉培建院士は、「中國は50年あまりにわたる宇宙科學研究と実踐を経て、技術的基礎、基本設備、人材面での條件を整え、國民経済の持続的な発展も宇宙事業を後押しした。2020年には中國宇宙ステーションが建設される。これは、宇宙飛行士の長期滯在、生活用品の補給問題などをめぐる様々な技術的ブレークスルーを意味する。これらをあわせると、中國は有人月面著陸の條件を備えたと言える」と述べた。
また、火星探査について、「火星探査の準備はほぼ整っている。火星は2年2カ月(26カ月)に1度地球に接近し、今年は火星探査年にあたる。2年後の2013年に中國が火星探査を実施できることを望むが、現在の進展を見ると、もう少し遅れると思われる。遅くとも、2015年には火星探査が実現するだろう」との見方を示した。
「人民網日本語版」2011年7月14日