スペイン紙『エル?パイス』は2月19日、「世論調査で判明 中國人が最も楽観的」という見出しの記事を掲載し、「中國人は勤労、慎重、友好的、禮儀正しいというイメージがある。東洋哲學の信仰により、彼らは精神面のものを重視する傾向にある。しかし、私たちは中國人が世界一楽観的であることを知らない」と記した。
イギリスの世論調査會社はこのほど、17ヶ國の國民を対象に調査を実施した。その結果、中國人の41%が「世界はもっと良くなる」と回答し、その比率はその他の國を上回った。次にこの比率が高いのはインド人で23%、3位はサウジアラビア人で16%。また、歐州ではスウェーデン人が最も高かったが、その比率はわずか10%で中國人の4分の1以下だった。ここから、中國はある面では手本にならないが、小さなことから幸福感を得るという點では西洋人は中國人から學ぶべきものが多くあると言える。
中國人が幸福を感じる理由は2つある。1つは、中國人には満足を知れば幸福を感じられるという価値観があること、もう1つは國が良くなっていることである。1979年以降、不平等はまだ存在するが、多くの中國人の生活レベルが大幅に向上した。中國は世界で最も多くの人が最短期間で生活を改善した國である。これも楽観視を中國全體に広めた一因である。中國の農村部の人たちの幸福感は主に「満足を知れば幸福を感じられる」という考えから來ており、都市部の人たちは美しい未來へのあこがれから來ている。農村部の人たちは、生活が貧しくても食べるものがあることに満足し、これは中國人に道教と仏教の思想が浸透していることと関係している。都市部の人たちの気力にあふれた楽観的な精神は主に社會的財産の蓄積から來ている。彼らは世界の中心になっていく中國を目の當たりにしている。外部では「中國の危機」がささやかれているが、中國の狀況を見ると一概に成長は鈍化しているとも言えない。2015年の中國のGDP成長率は6.9%、給與伸び率は7.4%だった。
生活レベルが向上すれば、幸福感も高まる。
また、中國の臺頭は勤勉な中國の人民の手によるものであり、その意味は大きい。「勉學に勵み才能を得る」、「懸命に働き豊かになる」という伝統的な思想が多くの中國人の心に根付いている。中國人の勤労は、他國の人より努力したいという生まれ持った考えがあるためではなく、裕福と幸福につながるためである。
一方、フランス人は世界一悲観的で、「世界はもっと良くなる」と回答した人はわずか3%、「世界はもっと悪くなる」と回答した人は81%に達した。近ごろ國內で発生した同時テロ事件がフランス人を悲観的にしたのかもしれない。中國にも同様に衝突はあるが、多くの人の生活は秩序が保たれ安定しており、全てが良い方向に発展している。これが中國人と西洋人の違いである。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2016年3月6日