中國で春節を迎える際に欠かせないことの一つは、舊暦の大晦日に一家揃って、中央広播電視総臺(チャイナ?メディア?グループ/CMG)の生放送「春節聯歓晩會(春晩?春節の夕べ)」を見ることです。これには一家団欒を楽しむと同時に、過去1 年、國と共に歩んできた日々を振り返り、新しい1年の目標を確認するという國民的な感情が込められています。
今年の「春晩」は演目の種類が、歌、舞踴とダンス、寸劇と相聲(漫才)、伝統劇、武術、マジックなど、従來のように多種多様になっていますが、舞臺上ではハイテク技術がふんだんに生かされました。それと同時に全國の人民が心を一つにして歩んできた出來事がピックアップされ、一段と感動させる力強さがありました。中國共産黨建黨100年、小康社會(いくらかゆとりのある社會)の全面建設、貧困脫卻の全面実現、中國の夢、新型コロナウイルス感染癥対策などが表現され、「內容的に重みがあり、溫かさが漂い、蕓術的で楽しかった」と、國內外の視聴者から好評を得ました。