2010年上海萬博「日本館」の展示案や愛稱などが20日に発表され、ある中國人が名付けた名稱が「日本館」の愛稱に決まった。
「日本館」の愛稱は「紫蠶島」(日本語の通稱は「かいこじま」)。選ばれた理由として上海萬博日本エリア総代表の塚本弘氏は、「『日本館』外観が淡い紫色で、全體の造形が蠶の繭に似ていることから決まった。蠶には不老不死の意味もあり、また蠶の繭を原料とする絹の製法は中國から伝わったことから、日中間の緊密なつながりを象徴している」と話す。
読みやすく親近感を感じさせる「日本館」の愛稱は、3月から中日両國で募集され、1カ月後には3588件の応募があった。「紫蠶島」の他にも96%は中國からの応募で、「中國の人たちの『日本館』に対する熱意や期待を表しているのではないか。愛稱のおかげで『日本館』は更に高い人気を集めるだろう」と塚本氏は言う。
「日本館」のテーマは、トキを保護(hù)する物語から展開した「心の和、技の和」だ。環(huán)境汚染などでトキは一時(shí)期、日本で姿を消したが、中日両國の努力によって再び日本の青空で羽ばたくようになった。
「つながろう、調(diào)和の取れた未來のために」の出展メッセージについて「日本館」展示ディレクターの若松浩文氏は、人類は環(huán)境問題など様々な課題に直面しており、それに対応するためにハイテク技術(shù)の応用のほかにも心のつながりを重視しており、展示を見た人が地球や人類への愛が大切であることを感じてほしいという。
「日本館」の展示は、「過去、現(xiàn)在、未來」の3つの部分から構(gòu)成される。「過去」は、遣唐使や西陣織などを通じて中國文化と技術(shù)の日本への伝承を表す。「現(xiàn)在」は、水資源、地球溫暖化、高齢化など現(xiàn)在、人類が直面する問題を解決できる技術(shù)を展示。「未來」は、音楽劇などの形式で、環(huán)境問題の解決を表現(xiàn)する。若松氏は、萬博での舞臺演出は今回が初めてで、これは上海萬博を非常に重視しているためだと説明する。
ゾーン1:つながりの驚き(遣唐使を中心に)
ゾーン1:つながりの驚き(つながり後の開花)