中國蘇州の霧雨の風情、「水の都」と呼ばれるヴェネツィアの絵のような趣が、6日午前、上海萬博蘇州館の開館で結ばれた。両都市は記念品を交換し、萬博開催期間中に共に內外の來場者を迎えることになっている。
浦西にある都市づくりのモデルケースゾーンで、水で有名な蘇州とヴェネツィアのパビリオンは並んで建っている。蘇州館の開館式で、花瓶を贈呈したヴェネツィアに対し、蘇州は「呉」の文化の真髄が宿った蘇州庭園の模型で答禮した。
蘇州館の建設では、古代庭園建造テクニックの「借景」が生かされ、漏窓(透かし窓)越しにヴェネツィア館を眺められる。一方、ヴェネツィア館のカフェからは蘇州館が見られる。地球の東西にある二つの「水の都」はこのような獨特な形で、萬博で魅惑の姿を見せている。
「中國國際放送局 日本語部」より2010年5月7日