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サッカー?ワールドカップの報道フィーバー

サッカー?ワールドカップの報道フィーバー。

タグ: サッカー?ワールドカップ 日本 林國本

発信時間: 2010-06-29 17:02:43 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

林國本

中國にはサッカー?ファンが大勢いるせいか、今回南アフリカで開催されたワールドカップの報道も、それこそフィーバーと表現しても過言ではないほど盛り上がっている。著名な評論家はもちろん、ふだん名も知られていない人たちまでが論評を書いている。記事、論評のほとんどは公正で、好意的である。當初は中國チームが出場していないので、屈折した気持ちが読み取れる記事も一本か二本あったが、その後、そういうものを目にすることがなくなった。とにかく、ワールドカップ大會では中國製の商品が使われているのに、中國チームは不參加とかいったものだったが、スポーツの世界のことだ、くやしかったら、もっと頑張る以外にない。

なかには、日本、朝鮮、韓國とは體格的にも似ているので、少し努力すれば何とかなるはずという類の論評もあったが、私見ではあるが、これは大間違いである。日本や朝鮮、韓國の方がトレーニングのレベル、戦術眼、ゴール前での決定力、國際試合の経験の豊かさなどでは、中國より上であることは歴然としている。

中國はオリンピックで好成績をあげて以來、國內で「スポーツ大國からスポーツ強國へ」とかを唱える人が現れてきているが、これも私見であるが、すべてのスポーツ種目を制覇することは不可能に近い。それよりも得意とする種目を著実に強化していく方が賢明だと思う。世界じゅうのかなりの國はみな自國の得意とする種目でオリンピックあるいは國際試合でその存在感を示している。日本のサッカー評論家の説では、戦前、中國と日本のサッカーのレベルはどっこい、どっこいであったらしい。しかし、戦後、日本は世界の著名チームで活躍する選手が現れている。これはどう見ても努力の差、人材発掘力の差と言わざるを得ない、この點は謙虛に受けとめてさらに努力する以外にないと思う。先般、ごく少數のケースであるが、中國のサッカー界では、『八百長事件』が発生した。もちろん、日本の國技といわれる相撲の世界でも「野球とばく」の問題が発生している。これは日本の國內問題なので、多言は控えるが、とにかく中國のサッカー界も、弱點を克服することに努めてワールドカップのひのき舞臺に立つ日がきっと來ると信じている。

また、ワールドカップに対する公正かつ客観的な報道のフィーバーの中で民度がさらに高まり、ブーイングといやがくせとか、スポーツの世界にあってはならないはずの「好ましからぬもの」が「自然治瘉」することも願っている。北京オリンピック、上海萬博を経ることによって、民度の向上がみられる昨今のこと、さらなる向上を願うものである。

「中國網日本語版(チャイナネット)」2010年6月29日

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