大晦日に夜を徹して新年を迎える「守歳」は、最も重要な年越しの民間行事だ。「守歳」の風習は歴史が古く、最も初期の記載は西晉(215~316年)の周処が著した「風土志」にみられる。
大晦日の夜、家族全員が集まり、大晦日の晩御飯を食べる。ろうそくか行燈(あんどん)を點し、爐辺で歓談し、舊年に別れを告げ新年を迎える時刻を待つ。夜を徹して起きることは、全ての疫病を追い払うことを象徴し、新しい一年の幸運と順調への期待が込められている。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2014年3月26日