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「世紀の皆既日食」の観測 成果と遺憾
発信時間: 2009-07-23 | チャイナネット

中國、30分間連続でのコロナ像の撮影に成功

 

皆既日食はコロナを観測する最高のチャンスである。江蘇省天文學會の李旻秘書長は22日、30分間連続のコロナ像の撮影に成功したことを明らかにした。これは中國の天文學界では初めてのことであり、世界の天文學界でも珍しい成果である。

紫金山天文臺、南京大學天文學部、中國科學技術大學地球空間科學學院などが提攜し、全國の西から東まで15カ所の観測地を設置し、30分間連続でのコロナ像を撮影した。

このプロジェクトの関係者は、「観測は一応成功したが、これからの作業はもっと大変である。完全なデータが出來上がるまで1年はかかるだろう」と話している。

 

 

天文學者:今回の皆既日食のデータは理想的でない

 

中國の大部分の地域で22日、日食が見られ、一部地域では肉眼でもダイヤモンドリングが観測された。ところが、中國國家天文臺の張洪起研究員は、雲による影響で、今回の日食を通じて太陽を研究しようと考えていた科學者たちは落膽しているだろうと見ている。

張洪起研究員は、雲があるため撮影した畫像の質はあまり良くないとし、具體的なデータは今後の研究で明らかにすると話した。

また、國家天文臺のスタッフである楊尚斌氏は、雲はすりガラスのようで、観察器具による解像度は肉眼をはるかに上回るため、畫像の精度に対する要求も高いと説明した。

 

「チャイナネット」 2009年7月23日

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