親民黨の宋楚瑜主席率いる大陸部訪問団約50人は5日午後3時25分、西安市の咸陽空港に到著した。中國共産黨中央委員會臺灣工作弁公室の陳雲林主任が空港で訪問団を出迎え、中國共産黨陝西省委員會の李建國書記が同日午後6時半、同市大唐芙蓉園で訪問団と會見した。
李書記と宋主席は會見のあいさつで次のように話した。
▽李建國書記
中國共産黨中央委員會と胡錦濤総書記の招待を受けて、宋楚瑜?親民黨主席が訪問団を率いて大陸部を訪問した。これは両岸(大陸部と臺灣)の同胞がともに注目する重大な出來事であり、陝西省は中華民族文明の重要な発祥地だ。宋主席一行は黃帝陵を參拝するが、これは心の深い行いである。黃帝陵で祖先を祭ってルーツを尋ね、祖先の徳を追想し、これが表すのは正に中國人のルーツ?系統?祖先?源を同じくする共通の心情だ。陝西省と臺灣には、切ることのできない歴史的な源と血縁がある。近年において、陝西省と臺灣は各種方面でますます頻繁に交流するようになっている。
▽宋楚瑜主席
われわれが最初の訪問先に陝西省を選んだことは、非常に意義がある。両岸の人々はみな共通の祖先、つまり黃帝から來ている。中國人は世界各地で発展しており、たとえ道が遠く険しくても、われわれが炎帝と黃帝の子孫であることをみなは忘れたことがなく、この血統の証明は永遠にわれわれの血の中にあり忘れられることはない。われわれのこのような共通の感情をいかに一層発展させ、両岸にいかに本當の平和を享受させるかということは、われわれみなが期待を寄せる事だ。われわれは、親民黨創設以來の基本的立場を堅持し、「臺灣獨立」への反対を堅持し、「92年の共通認識」を堅持し、両岸の平和という願望を共に推し進めていくだろう。
「人民網日本語版」2005年5月6日