リハーサルの現場
米國の中西部では春節期間(春節は2月14日)に、中國の舞臺蕓術を海外へ伝える重要な活動であり、中國対外文化集団と北京舞踏學院の青年舞踏団が共同で進めている「中華のあでやかな姿(中華風韻)」の一環である、民族舞踏劇の『梁山伯と祝英臺』が上演される。公演期間は2月12日から16日間で、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトルなどの都市を巡回する。
北京の中國人民大學では9日、『梁山伯と祝英臺』や他の舞踏のリハーサルが公開され、北京市民や農村からの出稼ぎ労働者が鑑賞した。
この2年間に「中華のあでやかな姿」は、青島交響楽団やオリジナル武術劇『少林武魂』の米國公演、韓國での中國の新しい民間音楽の紹介、無形文化遺産の昆劇『浮生若夢』のフランスとドイツでの公演などを開催してきたが、『梁山伯と祝英臺』はこうした多くの公演活動に引き続いて開催される重要な文化活動である。
今回の公演は、中國の古典的な舞踏をメインに中華民族の精神が強調されており、禪宗の意味を含んだ踴りの『無極』や、春秋戦國時代のスタイルで創作された『楚腰』なども披露されるなど、中國の優秀な舞踏団の実力と民間舞踏の精髄が表現されることになっている。また有名なバイオリン協奏曲を背景に上演される中國版『ロミオとジュリエット』の『梁山伯と祝英臺』は、一番注目を集めている演目だ。
中國対外文化集団の責任者は「今回の米國公演はちょうどバレンタインデーと重なり、この作品も愛情という世界共通の言語を通して東アジアのロマンを伝え、愛情という永遠のテーマを表現する」と話す。
「チャイナネット」 2010年1月18日