中國(guó)の國(guó)産映畫『孔子』は22日から中國(guó)本土で上映され、週末だけでの興行収入が3800萬元（約5億120萬円）を上回った。

香港やマカオ、臺(tái)灣及び?xùn)|南アジア地區(qū)でも近く上映されるほか、夏は日本と歐米での公開も実現(xiàn)する見込みだ。専門家は、この映畫上映により、世界範(fàn)囲における中國(guó)文化ブームの盛り上がりが予想されると見ている。

映畫では、51歳から病死する73歳までの孔子にスポットをあて、故郷での官僚生活から列國(guó)周遊までの14年間、さらにその後再び故國(guó)に戻って文獻(xiàn)を整理するまでになめ盡くした艱難困苦や失意の死を遂げた経過を表し、自ら唱えた「仁」や「和諧」の理念も遺憾なく発揮されたことを描寫している。

今から2400年あまり前を生きた孔子は中國(guó)伝統(tǒng)文化のシンボル的な人物だ。1988年、75人のノーベル賞受賞者はパリで共同宣言を発表し、21世紀(jì)、人類が生き殘っていくには、2000年前の孔子の知恵を汲み取らなければならないと呼びかけた。また、孔子の名で命名した非政府組織「孔子學(xué)院」は、2004年に韓國(guó)で初開設(shè)されてから、海外における中國(guó)語教育に攜わり、中國(guó)文化を紹介する「重鎮(zhèn)」となっている。今、世界の88の國(guó)と地區(qū)で280ヶ所余りの孔子學(xué)院があり、世界での非母國(guó)語としての中國(guó)語學(xué)習(xí)者はすでに4000萬人に達(dá)した。

「中國(guó)國(guó)際放送局　日本語部」より　2010年2月