中國(guó)気象局が4日明らかにしたところでは、今春の黃砂現(xiàn)象は範(fàn)囲、日數(shù)のいずれも過去4年間より少なく、北京市ではまだ黃砂による砂嵐が発生していない。
毎年3―4月は中國(guó)北部の黃砂現(xiàn)象のピークだが、今年3月に発生した広範(fàn)囲の砂嵐はわずか1回。中國(guó)気象局災(zāi)害予測(cè)?災(zāi)難軽減司の王邦中副司長(zhǎng)は4日の記者會(huì)見で「過去4年間と比べ、今年の黃砂の範(fàn)囲と日數(shù)はいずれも目だって少ない。3月の黃砂現(xiàn)象は1961年以降では最も少ない。1999年から2003年までの同時(shí)期の黃砂現(xiàn)象を見ると、今春はここ數(shù)年來で最も少ない」と語(yǔ)った。
中央気象臺(tái)気象予報(bào)室の周慶亮副主任は、気溫が寒く、雪解けが遅れたことや、強(qiáng)風(fēng)が少ないことが、黃砂減少の理由とみている。また、これまでの同時(shí)期と比べ、今春の黃砂のピークはもう少し後と予想する。
中國(guó)気象局の予測(cè)によると、中國(guó)一帯は今月、3回にわたり寒気が流れ込む見込み。王副司長(zhǎng)によると、寒気が南下する影響で、內(nèi)蒙古などの地域で黃砂現(xiàn)象が起こるおそれある。このほか、向こう10日間の予報(bào)では、中國(guó)北部では寒くなったり、暖かくなったりの天気が繰り返されるもよう。中國(guó)東部地域では雨の降りやすい天気になるという。
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2005年4月5日
