三江源自然保護區(qū)は青蔵高原の青海省南部に位置し、総面積は31萬6千平方キロメートル、青海省の土地総面積の43.88%を占める。2000年5月に青海省人民政府の許可を得て成立し、2003年1月に國家級保護區(qū)に引き上げられた。三江源自然保護區(qū)は長江、黃河、瀾滄江の源流地で、地域內(nèi)には河流や沼地が數(shù)多く分布し、「中華の給水塔」と呼ばれている。この地は同時に高い海抜地區(qū)の生物の多様性が際立つ世界でも有名な場所で、動植物資源が極めて豊富だ。動物には國家一級重點保護野生動物だけでもオグロヅルやキャン(チベットロバ)、ヤセイヤクなど16種類がいる。保護區(qū)は設(shè)立以來、現(xiàn)地政府や各遊牧民族が生態(tài)學(xué)的な移民や退牧還草(放牧地を草原に戻す)、家畜を削減して草原を増やすといった生態(tài)系の保護と整備プロジェクトを通じて、三江源の生態(tài)的環(huán)境の保護に貢獻している。三江源保護區(qū)內(nèi)では現(xiàn)在、湖が増加し、野生動物の數(shù)も大きく増え、生態(tài)的環(huán)境が大きく改善されている。
「人民網(wǎng)日本語版」2009年8月14日